【2026年最新】法人口座開設におすすめの銀行23社を徹底解説
「法人口座を作りたいのだけど、どこの銀行で作ったらいいのだろう?」
「いろんな銀行があって、何をポイントに口座開設先を選んだらいいかわからない」と思っていませんか?
ネット銀行、大手銀行、地方銀行、信用金庫などさまざまなタイプの銀行がありますが、以下のポイントに着目することで、どのタイプの銀行で法人口座開設をしたら良いかがわかります。
創業して間もない会社や、できるだけ経費を節約したい会社の場合は、月額利用料や振込手数料が無料のネット銀行がおすすめです。
逆に、大企業などで社会的信用力を重視するのであれば、全国展開している大手銀行を選ぶと良いでしょう。
「自動車修理工場を営んでいる」「商店街でパン屋さんを経営している」など、特定地域でビジネスを行っている場合は、地元の信用金庫もしくは地方銀行を選ぶことをおすすめします。
本記事では、以下の6つのポイントに焦点を当て、その理由と合計23銀行・金庫の法人口座を徹底比較していきます。
- ・インターネットバンキングの月額利用料
- ・振込手数料
- ・当日振込可能時間
- ・口座開設にかかる時間
- ・Pay-easy対応の有無
- ・総合振込の最大件数
【本記事で分かること】
- ・法人口座におすすめの4つのネット銀行
- ・【地方別】法人口座におすすめの7つの地方銀行
- ・法人口座におすすめの5つの大手銀行
- ・【地域別】法人口座におすすめの7つの信用金庫
- ・【タイプ別】法人口座を開設する銀行を選ぶ5つのポイント
- ・法人口座を複数持つという選択肢もある
法人口座を開設するために自社がどの銀行を選んだら良いのか、本記事で学び、決定していきましょう。
1. 法人口座におすすめの4つのネット銀行
ネット銀行は、店舗に足を運ばずとも振込や決済が可能で、各種手数料もメガバンクや地銀、信用金庫と比べると安いです。信頼度はメガバンクや地方銀行、信用金庫と比べると高くはありませんが、法人口座の開設先としておすすめの4つのネット銀行を以下で解説していきます。
- ・GMOあおぞらネット銀行
- ・楽天銀行
- ・PayPay銀行
- ・住信SBIネット銀行
-
1-1. GMOあおぞらネット銀行
「GMOあおぞらネット銀行」は、GMOグループとあおぞら銀行が設立したネット銀行です。
-
1-1-1. GMOあおぞらネット銀行の特長
■手数料が業界最安値基準
月額利用料が無料なだけではなく、他行あての振込手数料も通常時で143円、月額料金500円を支払えば129円と業界最安値のため、振込件数が多い場合は手数料の負担を減らすことができるでしょう。■審査に柔軟性があり口座開設しやすい
GMOあおぞらネット銀行は、法人口座開設時の審査通過率は公開していませんが、会社所在地がバーチャルオフィスでも法人口座を開設できることや、固定電話がなくても法人口座を開設できることなどから、審査に柔軟性があり口座開設しやすいと言えるでしょう。■口座開設は最短即日
口座開設にあたり、登記簿や印鑑証明書の提出は不要です。そのため、最短即日で口座開設が完了します。登記先がバーチャルオフィスの住所でも開設可能なので、まだオフィス環境が整っていない法人であっても開設可能です。■発行手数料&年会費無料のビジネスデビットカード
法人口座開設時に申し込むと、発行手数料や年会費無料のビジネスデビットカードを取得できます。VisaもしくはMastercardを選択でき、利用金額の通常1%がキャッシュバックされるのが特長です。1日の利用額はVisaは500万円、Mastercardは1000万円まで設定できます。デビットカードは最大20枚まで保有可能です。つまり、Visaであれば1日1億円、Mastercardであれば1日2億円まで利用できることになります。
-
1-1-2. GMOあおぞらネット銀行の基本情報
-
-
1-2. 楽天銀行
楽天銀行は、楽天グループが運営するネット銀行です。
-
1-2-1. 楽天銀行の特長
■手数料が安い
ほかの多くのネット銀行と同じく月額利用料は無料で、他行あての振込手数料も3万円未満で150円、3万円以上で229円と比較的安価です。当日扱いの振込は15時までですが、別途手続きを行うことで24時間リアルタイム振込が可能になります。■海外送金は200カ国以上、60通貨以上に対応
海外送金も可能で、アメリカや中国といった主要各国以外にも200カ国以上、60通貨以上に対応しています。■ビジネスデビットカードの取得が可能
法人口座開設後、ウェブサイトからJCBビジネスデビットカードの申し込みができます。年会費が1100円かかりますが、登録済の口座から即時に支払いをすることができて便利です。利用金額の1%が現金でキャッシュバックされます。 -
1-2-2. 楽天銀行の基本情報
-
-
1-3. PayPay銀行
PayPay銀行は、ソフトバンクグループが運営するネット銀行です。
-
1-3-1. PayPay銀行の特長
■他行宛ての振込手数料が一律145円
他行宛ての振込手数料は金額に関わらず一律145円と比較的安めです。■無審査でAmazonビジネスを利用可能
口座開設と同時に付与されるVISAデビットカードを用いると、法人価格が提供されるAmazonビジネスを無審査で利用することができます。オフィスで使用する文房具などを購入できるため、とても便利です。■最大20口座まで所持可能
最大20口座まで所持できるため、自社に複数の部署や支店がある場合は、口座を分けて資金管理を行うことが可能です。 -
1-3-2. PayPay銀行の基本情報
-
-
1-4. 住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行は、SBIホールディングスと三井住友信託銀行が運営する銀行です。
-
1-4-1. 住信SBIネット銀行の特長
■他行宛ての振込手数料が145円
他行宛ての振込手数料は145円と、業界最安値水準です。■口座開設に必要な書類が少ない
法人口座開設にあたって提出する書類は、運転免許証だけという手軽さです。決算書や登記簿などの提出は不要です。■デビットカードのポイント還元は最大1%
無事法人口座が開設されると付与されるデビットカードは、利用金額に応じて最大1%のポイント還元がありお得です。■借り入れは最短当日
法人口座を利用するだけで借入可能となりますが、融資を申し込む際、決算書などの書類提出は不要です。最短当日に借り入れが実現します。 -
1-4-2. 住信SBIネット銀行の基本情報
-
2. 【地方別】法人口座におすすめの7つの地方銀行
地方銀行は特定の地域に多く支店を持つため、地域密着型のビジネスを行っている法人には、その地域のビジネスに詳しくコミュニティで信用度があるといったメリットがあります。別の地域になると支店がなく、取り扱いがない場合がありますが、法人口座の開設先としておすすめの7つの地方銀行を以下で解説していきます。
- ・【関東地方】横浜銀行
- ・【北海道地方】北洋銀行
- ・【東北地方】七十七銀行
- ・【北陸地方】北陸銀行
- ・【関西地方】京都銀行
- ・【四国地方】伊予銀行
- ・【九州地方】福岡銀行
-
2-1. 【関東地方】横浜銀行
横浜銀行は、神奈川県横浜市西区に本店があり、県内に564支店を展開しています。横浜という名称ですが、東京にも76支店あるため、都内でビジネスを営んでいる場合でも法人口座開設の候補となるかもしれません。
-
2-1-1. 横浜銀行の特長
■インターネットバンキングを24時間利用可能
地方銀行は、インターネットバンキングの利用時間を7〜23時までに制限しているケースがありますが、横浜銀行はメガ地銀と呼ばれるだけあり規模が大きく、24時間利用が可能です。■総合振込を多く利用するなら月額5,500円のスタンダードプラン
月額利用料にはライトプラン(2,200円)とスタンダードプラン(5,500円)がありますが、総合振込の対応件数がライトプランは20件、スタンダードプランは5万件と大きな違いがあります。どちらのプランが必要かよく見極めるようにしましょう。 -
2-1-2. 横浜銀行の基本情報
-
-
2-2.【北海道地方】北洋銀行
北洋銀行は、札幌市に本店を置く北海道最大の金融機関です。第二地銀ですが、資金量、預金量とも北海道内の銀行で最も大きくなっています。
-
2-2-1. 北洋銀行の特長
■融資手続きは電子署名でスピーディーに完了
法人口座開設者は事業資金融資の際に、必要書類に記入したり郵送したりする必要はありません。電子契約書を確認し、電子署名を行うことで手続きが完了するので、とてもスムーズです。■従業員分の法人カードとETCカードが発行可能
法人口座を開設すると、北洋JCB法人カードを申し込むことができます。交通費や接待費などの経費精算がスムーズになるので、経理業務も効率化できます。法人カードは代表者だけではなく、従業員にも発行可能なので、複数人での利用も問題ありません。ETCカードも合わせて複数枚発行されるので、車での移動にかかる経費精算にも役立つでしょう。
-
2-2-2. 北洋銀行の基本情報
-
-
2-3. 【東北地方】七十七銀行
七十七銀行は、宮城県仙台市に本店を置く銀行で、地元では「しちしち」と呼ばれています。
-
2-3-1. 七十七銀行の特長
■ビジネスマッチングなどが可能な「77 Big Advance」
月額3300円の支払いが必要ですが「77 Big Advance」を利用することで、七十七銀行だけではなく、全国各地の金融機関で法人口座を開設している企業に商談依頼をかけたり、担当者とチャットを通じて経営相談や融資相談を行うことができます。「地元だけではなく、他地域の企業ともコラボレーションをしたい」「自社と合う企業とビジネスマッチングしてほしい」といった希望があるのであれば、「77 Big Advance」の利用を検討してみてもよいでしょう。
-
2-3-2. 七十七銀行の基本情報
-
-
2-4. 【北陸地方】北陸銀行
北陸銀行は、富山県富山市に本店を構えており、北陸と北海道など12の都道府県に支店があります。
-
2-4-1. 北陸銀行の特長
■コンサルサービス「創業のツバサ」
法人口座開設者向けのサービスとして、「創業のツバサ」があり、事業計画の策定から、事業スタートまでさまざまなコンサルティングを行います。そのほか、経営フェーズに応じたライフステージ別コンサルティングがあるため、経営相談をしたい事業者には向いているといえるでしょう。■総合振込を多く利用するなら月額5,500円のスタンダードプラン
総合振込を利用するのであれば、月額利用料は5,500円のスタンダードプランとなります。5万件まで利用できるため便利ですが、年間で66,000円の出費となるため、必要かどうか見極めることが大切です。 -
2-4-2. 北陸銀行の基本情報
-
-
2-5. 【関西地方】京都銀行
京都銀行は、京都フィナンシャルグループが運営しており、京都市下京区に本店があります。
-
2-5-1. 京都銀行の特長
■融資手続きは電子署名でスピーディーに完了
法人口座開設者は事業資金融資の際に、必要書類に記入したり郵送したりする必要はありません。電子契約書を確認し、電子署名を行うことで手続きが完了するので、とてもスムーズです。■SDGs宣言書の策定をサポートする「京銀SDGs宣言サポート」
「京銀SDGs宣言サポート」では、顧客のSDGsへの取り組み状況を評価し、顧客独自の「SDGs宣言書」の策定をサポートします。利用後は、京都銀行のホームページ上で紹介されるため、アピールの場となるでしょう。SDGsに向けて取り組みたいけれどどうしたら良いかわからないという場合は、ぜひサービスの利用を検討してみてください。
-
2-5-2. 京都銀行の基本情報
-
-
2-6. 【四国地方】伊予銀行
伊予銀行は、愛媛県松山市に本店があり、13都府県に152支店、海外はシンガポールに支店、上海と香港に駐在員事務所があります。
-
2-6-1. 伊予銀行の特長
■地方銀行サイトの使いやすさ&商品情報ランキング1位
全国の地銀サイトランキングを発表している「Gomez 地方銀行サイトランキング 2022」で、伊予銀行は使いやすさと商品・サービス情報の充実で高い評価を受け、99行中第1位に輝きました。■海外ビジネスサポートに定評
特徴的なサービス内容としては、海外ビジネスに特化したノウハウや有益な情報を提供する会員制海外ビジネスコンサルティングサービス「いよぎんGlobal Business Premium Club」があります。海外ビジネス動画が50コース以上見放題だったり、海外ビジネスセミナーも受講し放題です。プロに直接相談することもできるので、海外でビジネスを展開していきたいと考えている企業は法人口座の開設を検討してもよいでしょう。
-
2-6-2. 伊予銀行の基本情報
-
-
2-7. 【九州地方】福岡銀行
福岡銀行は、ふくおかフィナンシャルグループが運営しており、福岡市中央区に本店があります。九州最大の銀行で福岡県内に支店が集中していますが、8都府県に170の店舗があります。
-
2-7-1. 福岡銀行の特長
■手数料や借入金利などが優遇される「ふくぎん創業サポートパック」
法人口座開設者に向けてさまざまなサービスを提供していますが、会社設立後2年以内で福岡県内に本社がある場合、「ふくぎん創業サポートパック」が利用できます。「ふくぎん創業サポートパック」を利用すると、インターネットバンキングの月額利用料金が1年間無料になったり、法人クレジットカードの初年度年会費が無料になったり、融資商品の借入金利が0.1%優遇されたりなど、少しでも経費を節約したい創業初期には嬉しいサービスでしょう。
-
2-7-2. 福岡銀行の基本情報
-
3. 法人口座におすすめの5つの大手銀行
大手銀行はメガバンクと呼ばれ、全国各地に支店があります。そのため、認知度が高く会社の信頼性が上がったり、高額な融資を受けられる可能性があったりしますが、月額利用料や振込手数料が比較的高額だったり、そもそも法人口座の開設自体が難しかったりする場合があります。
以下で、法人口座の開設先としておすすめの5つの大手銀行を以下で解説していきます。
- ・ゆうちょ銀行
- ・三井住友銀行
- ・みずほ銀行
- ・三菱UFJ銀行
- ・りそな銀行
-
3-1. ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行は、全国2万以上の郵便局に拠点がある銀行です。
-
3-1-1. ゆうちょ銀行の特長
■ネットバンキング利用料や振込手数料が他行に比べて安い
有人店舗がある銀行はネットバンキングの月額利用料が高い傾向がありますが、ゆうちょ銀行は月額550円とかなり安くなっています。他行宛の振込手数料も165円と、ほかの大手銀行と比べてもかなり安いです。総合振込は月額利用料が2200円かかりますが、ゆうちょ銀行の口座に振り込む場合であれば、手数料が以下のように安くなります。
- ・年間100万件以上:39円
- ・年間10万件以上:50円
- ・年間10万件未満:66円
■融資制度はなく、入出金額上限は1300万円
ゆうちょ銀行は、融資制度はなく、入出金の上限が1300万円と定められています。そのため、それ以上の金額をやりとりする、融資を受けたいという場合は、別の銀行でも法人口座の開設が必要になるでしょう。 -
3-1-2. ゆうちょ銀行の基本情報
-
-
3-2. 三井住友銀行
三井住友銀行は、三井住友フィナンシャルグループが運営する銀行です。
-
3-2-1. 三井住友銀行の特長
■月額利用料が無料の「ライトタイプ」
法人口座にも複数のタイプがあり、月額利用料が無料のものから22,000円と高額のものまであります。そのなかでも、ライトタイプは初期費用も月額利用料も無料のため、銀行関連の経費を抑えたい企業におすすめです。ライトタイプは、振込上限金額が1日あたり300万円までとなるなどの制限がありますが、Pay-easy(ペイジー)にも対応しており使い勝手は決して悪くありません。大手銀行のなかで、インターネットバンキングを無料で利用できるのは三井住友銀行だけなので、条件に合うようであれば法人口座開設を検討してみるとよいでしょう。
■ビジネスマッチングサービス「Biz-Create」
法人口座所有者には、ビジネスマッチングサービスの「Biz-Create」が提供されます。このサービスを利用することで、新たなクライアントや取引先を効率よく探すことが可能になるでしょう。 -
3-2-2. 三井住友銀行の基本情報
-
-
3-3. みずほ銀行
みずほ銀行は、みずほフィナンシャルグループが運営しています。
-
3-3-1. みずほ銀行の特長
■デビットカードを無料で発行
法人口座を開設するとデビットカードが無料で発行されます。キャッシュレス決済を利用できるようになるため、経費精算の手間が省け、すぐに法人口座で利用履歴を確認できるようになります。■他行に比べ法人口座開設までの時間が短い
多くの都市銀行では、法人口座開設まで1カ月程度の時間がかかりますが、みずほ銀行は1〜2週間程度と早めです。インターネット経由で申し込むと必要書類が少なく、担当者とはWeb面談でやり取りができるため、審査時間の短縮につながっているのでしょう。 -
3-3-2. みずほ銀行の基本情報
-
-
3-4. 三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行は、三菱UFJフィナンシャルグループが運営しています。
-
3-4-1. 三菱UFJ銀行の特長
■最大50,000件の総合振込に対応
三菱UFJ銀行の法人口座では、最大50,000件までの総合振込に対応しているため、振込件数が多い企業におすすめです。■決算書不要のオンライン融資
オンライン融資では、決算書不要で最短2営業日で融資金が振り込まれるため、急に資金が必要になった際にも安心です。■抜群のブランド力
経費という観点から見ると、他行よりも高い月額利用料や振込手数料が発生しますが、売上高や貸出金、全国メインバンク社数のすべてで日本一と、圧倒的なブランド力を誇っています。 -
3-4-2. 三菱UFJ銀行の基本情報
-
-
3-5. りそな銀行
りそな銀行は、りそなホールディングスが運営している銀行です。
-
3-5-1. りそな銀行の特長
■窓口が17時までオープン
他行の多くは15時までしか銀行窓口が開いていませんが、りそな銀行は17時までオープンしています。「平日の日中に店舗に行く時間を取るのが難しい」という場合でも、他行よりもゆとりを持って予定を組めると言えるでしょう。■月額利用料が1年間無料
りそなビジネスダイレクトの月額利用料3300円が、法人口座開設後1年間無料になります。大手銀行は月額利用料や振込手数料が高めの傾向があるため、無料になるのは大きなメリットでしょう。■法人カードとデビットカードも1年間会費無料
また、口座開設後には、りそなJCB法人カードやりそなビジネスデビットカードも1年間会費無料で利用可能です。2年目以降は利用手数料が発生してしまうため、ずっと経費を抑えて利用し続けることはできませんが、初年度だけでも手数料がかからないのは嬉しいポイントと言えます。
-
3-5-2. りそな銀行の基本情報
-
4. 【地域別】法人口座におすすめの7つの信用金庫
信用金庫は、地方銀行よりもさらに特定の地域に集中して存在しており、地元密着型なのが特長です。そのため、支店の営業地域でビジネスを行っている中小規模の企業でも、親身になって相談に乗ってもらえる傾向があります。
従業員数が300人以下、あるいは資本金が9億円以下であることが法人口座開設の条件となりますが、以下でおすすめの7つの信用金庫を解説していきます。
- ・【東京都】城北信用金庫
- ・【北海道】北海道信用金庫
- ・【青森県】青い森信用金庫
- ・【石川県】金沢信用金庫
- ・【大阪府】大阪信用金庫
- ・【香川県】高松信用金庫
- ・【鹿児島県】鹿児島相互信用金庫
-
4-1. 【東京都】城北信用金庫
城北信用金庫は、東京都北区に本店を持つ信用金庫です。ほかには荒川区や埼玉県の一部地域に支店があります。該当エリアでビジネスを営んでいる企業は、法人口座開設先として検討してもよいでしょう。
-
4-1-1. 城北信用金庫の特長
■会計ソフトと連携可能
城北信用金庫では、弥生会計とジョブカン会計と法人口座を連携可能です。そのため、社内でこれらの会計ソフトを利用している場合は、経理担当者の手間が省け、効率よく業務を進められるようになるでしょう。■創業直後に心強い集客サポートなどが充実
法人口座開設者は、集客サポートやWebサイト制作などのサポートを利用可能です。集客導線が確立されておらず、売上確保に不安がある場合は利用すると良いでしょう。また、集客や自社アピールに効果的なWebサイトの作成も依頼できるため安心です。 -
4-1-2. 城北信用金庫の基本情報
-
-
4-2. 【北海道】北海道信用金庫
北海道信用金庫は、札幌市中央区に本店があり、預金量1兆円を超える道内最大の信用金庫です。札幌市以外にも、東は長万部、西は夕張まで支店が存在します。
-
4-2-1. 北海道信用金庫の特長
■ビジネスマッチングシステムやM&Aの相談が可能
北海道信用金庫では、提携アドバイザーに補助金申請やM&Aについて相談でき、ビジネスマッチングシステムを活用できます。北海道のほか地域はもちろん、道外の企業ともコラボレーションしたいと考えている場合は役立つでしょう。■道内最大の信用金庫という信頼性
ホームページ内では、北海道信用金庫を利用している多くの中小企業が紹介されており、道内最大の信用金庫という信頼性を感じられます。振込上限金額が1日あたり200万円、1カ月合計で2,000万円までという制限がありますが、その範囲内で利用できるのであれば、利用を検討してみましょう。 -
4-2-2. 北海道信用金庫の基本情報
-
-
4-3. 【青森県】青い森信用金庫
東北地方1位の預金量がある青い森信用金庫は、青森県八戸市に本店があり、八戸・青森・弘前市内を中心に42支店があります。
-
4-3-1. 青い森信用金庫の特長
■ビジネスマッチングが充実している「東北しんきん笑談.com」
法人口座開設者向けのサービスとして、「東北しんきん笑談.com」があり、他の地域で信用金庫を利用している事業者とつながりビジネスマッチングを行うシステムや、東北6県の法人が取り扱う商品やサービスを紹介しています。ほかには、新事業の創業や産学連携技術サポート、経営計画の見直しサポートなども備わっており、いつでも担当者に相談が可能です。
-
4-3-2. 青い森信用金庫の基本情報
-
-
4-4. 【石川県】金沢信用金庫
石川県内で最大の預金量を有している金沢信用金庫は、金沢市に本店があり、32店舗(実店舗28店舗)を展開しています。
-
4-4-1. 金沢信用金庫の特長
■適格請求書の発行や複数の銀行の利用情報を一括管理できる「ケイエール」
法人契約者が加入できるケイエールを利用することで、インボイス制度に対応した適格請求書の発行や、複数金融機関の口座残高、入出金履歴が一括管理できます。ほかにも、社内で利用できるグループウェアが提供されたり、経営上の課題を担当者に相談できる窓口も備わっており安心です。
-
4-4-2. 金沢信用金庫の基本情報
-
-
4-5. 【大阪府】大阪信用金庫
大阪信用金庫は、大阪市天王寺区に本店がある信用金庫です。周辺の市と合わせて72店舗があります。
-
4-5-1. 大阪信用金庫の特長
■振込手数料の対象となる金額基準が5万円と高め
他行のほとんどは、振込金額が「3万円未満、3万円以上」を基準として振込手数料を設定していますが、大阪信用金庫では基準金額が「5万円未満、5万円以上」となっているのが特徴的です。■人材雇用サービスやシェアオフィスの利用が可能
法人口座開設者は、「だいしんネットAKINAI」に入会すると、ビジネスマッチングサービスや人材雇用サービスなどを利用できます。また、新大阪と放出にシェアオフィスがあり、大阪信用金庫の職員が常駐しています。シェアオフィスで仕事をしながら、資金調達や販路開拓などについての相談が可能です。
■インターネットバンキングで最大99個のアカウント作成が可能
法人向けのインターネットバンキングでは最大99個のアカウントが作成できるため、経理担当者が複数いる場合でも、ストレスなくログインできるでしょう。 -
4-5-2. 大阪信用金庫の基本情報
-
-
4-6. 【香川県】高松信用金庫
高松信用金庫は、香川県高松市に本店があり、高松市を中心に31店舗を展開しています。香川銀行と「かがわアライアンス」を結び、協力して地域活性化を盛り上げる取り組みを行っているのが特徴です。
-
4-6-1. 高松信用金庫の特長
■女性専用の「キャリスタ塾」や法人口座開設者対象の「たかしんリーダーズクラブ」を運営
法人口座開設者に対する融資やビジネスアドバイスはもちろん、創業や社会貢献、地域ビジネスに興味があり起業を考えている女性に特化したキャリスタ塾を運営するなど、さまざまな取り組みを行っています。法人口座開設者は、月額3,300円を支払い「たかしんリーダーズクラブ」に入会すると、ビジネスマッチングサービスを利用したり、セミナーに参加したりできます。
-
4-6-2. 高松信用金庫の基本情報
-
-
4-7. 【鹿児島県】鹿児島相互信用金庫
鹿児島相互信用金庫は、鹿児島市に本店があり、合わせて57店舗を擁する信用金庫です。預金量も豊富で、第二地銀の豊和銀行と福岡中央銀行を上回っています。
-
4-7-1. 鹿児島相互信用金庫の特長
■海外ビジネスに関するサポートが充実
海外商談会の開催や情報提供、資金調達サービスなどを行っており、海外展開を考えている事業者に対するサポートがあります。ビジネスマッチングサービスを利用して国内でのビジネス拡大を行うだけでなく、海外でもビジネスを展開したいと考えている場合は、ぜひ利用してください。
-
4-7-2. 鹿児島相互信用金庫の基本情報
-
5. 【タイプ別】法人口座を開設する銀行を選ぶ5つのポイント
前章まで、法人口座を開設できるさまざまな銀行を紹介してきましたが、実際にどの銀行で口座開設をするか選ぶ際には、以下のポイントに着目していきましょう。
- ・月額料金を節約したいならネット銀行
- ・他行への振込手数料を節約したいならGMOあおぞらネット銀行か住信SBIネット銀行
- ・多くの支払先にまとめて送金するなら総合振込件数が多い銀行
- ・特定地域でビジネスをするなら地元の信用金庫
- ・社会的信用力を重視するなら大手銀行
以下で、ひとつずつ解説していきます。
-
5-1. 月額料金を節約したいならネット銀行
月額料金を節約したいなら、ネット銀行で法人口座を開設することをおすすめします。ネット銀行は基本的に、月額料金が無料です。
大手銀行でも三井住友銀行のように、選択するプランによっては月額料金が無料の場合もありますが、原則実店舗を持つ銀行は、ネットバンキングを利用する際に月額料金が発生します。
総合振込を利用する場合は月額料金が高いプランになることが多く、5500円というケースも多いのが実情です。しかし、ネット銀行の場合は、総合振込を利用しても月額料金は無料というケースがほとんどです。
少しでも経費を削減したいと考えている場合は、ネット銀行を第一優先として考えてみてください。
たとえば、りそな銀行では他行への振込手数料が1件で最大770円など、実店舗がある銀行では振込手数料が高額になる傾向があります。1件あたりの差額は数百円でも、毎月多くの件数を振り込む場合は年間で数十万円〜数百万円の違いとなるため、できるだけ振込手数料を抑えたいところです。
-
5-2. 多くの支払先にまとめて送金するなら総合振込件数が多い銀行
多くの支払先に送金する場合、総合振込件数が多い銀行で法人口座開設をすることをおすすめします。
総合振込に対応している銀行のなかでも、件数が多いのは以下の銀行です。
1件ずつ振込手続きを行うととても手間がかかりますが、総合振込を使うと1回でまとめて振込ができるため、経理担当者の負担が軽減されます。
ちなみに、1回で振込が終わると言っても、振込手数料は振込件数分が必要になるので注意してください。
-
5-3. 特定地域でビジネスをするなら地元の信用金庫
特定地域でビジネスをするなら、会社の近所にある信用金庫で法人口座を開設するのもおすすめです。
信用金庫は地域に密着し、地元の法人と連携することでその地域の発展を目指しているため、たとえば以下のような点で、担当者が親身に対応してくれるでしょう。
- ・別の企業とコラボして業務を拡大させるために、候補となる企業の提案をしてくれる
- ・地方銀行や大手銀行では融資を断られても、信用金庫では審査が通る
- ・創業して間もない中小企業向けの経営セミナーを開催してくれる
従業員が300人、もしくは資本金が9億円を超えると信用金庫は利用できなくなるため、規模が小さく地元でビジネスを行っているのであれば、口座開設を検討してみましょう。
-
5-4. 社会的信用力を重視するなら大手銀行
社会的信用力を重視するなら、大手銀行で法人口座を開設することを検討してみてください。
一般的に、信用金庫は手数料がやや高めな傾向がありますが、城北信用金庫のWEB-FB(インターネットバンキング)は、ネット銀行に次ぐお得な料金体系でサービスを提供しています。
ただし、大手銀行は法人口座開設の難易度が高いため、会社設立から数年程度しか経っていなかったり、従業員数や資本金が少ない場合は口座を開設できない傾向があります。
その分、いったん法人口座開設ができれば取引先からの信用力も高まります。
大手銀行は、貸出金額もほかの銀行と比べて桁違いに多いです。2023年3月期の貸出金ランキングは以下のようになっています。
- 1位:三菱UFJ銀行(109兆1462億円)
- 2位:三井住友銀行(98兆4041億円)
- 3位:みずほ銀行(88兆6871億円)
(出典:三菱UFJ銀行|2023年3月期決算短信)
(出典:三井住友銀行|2023年3月期決算短信)
(出典:みずほ銀行|決算・IRライブラリー2023年3月期)三大地銀と呼ばれる横浜銀行(14兆1660億円)、千葉銀行(12兆1536億円)、静岡銀行(10兆630億円)の金額と比べてみても、桁違いに多いことが分かります。
大手銀行で法人口座開設ができれば、社会的信用力が高まるのはもちろん、資金調達の際に高額な融資を受けられる可能性も高まるかもしれません。
6. 法人口座を複数持つという選択肢もある
「結局どの法人口座を選べばいいか分からない・・・」
「A銀行もB銀行もいいし・・どちらかひとつに決められない」とお思いではありませんか?
結論としては、法人口座を複数持つことをおすすめします。
法人口座の開設はひとつの銀行だけに絞る必要はありません。むしろひとつの銀行にこだわると、事業を進めづらくなる可能性があります。
審査基準も緩めで開設までの期間も早く、手数料も安いネット銀行の法人口座はぜひとも開設しておきたいところですが、2番目以降の銀行として、事業規模に応じて信用金庫や地方銀行でも口座開設をすることを考えてみてください。
それでは以下で、具体的に複数の法人口座を使い分けるケースをご紹介します。
◎決済銀行と融資銀行を使い分ける
「使い勝手に不満はないけれど、融資がなかなか下りない」という場合は、自社の状況にあった融資プランを持つ銀行で口座を開設するとよいでしょう。融資基準は銀行によって異なるため、たとえばA銀行で断られてもB銀行では融資が下りる場合があります。
◎振込先として、複数の法人口座を使い分ける
特定他行の振込先が多い場合は、新たにその銀行に法人口座を開設し、そちらから振込を行うようにすると手数料の節約になります。
◎経済セーフティ共済加入用の法人口座を開設する
取引先が倒産した際に保証人や担保、利子なしで借り入れができる経済セーフティ共済へ加入したい場合、ゆうちょ銀行や農協、外資系銀行、一部のネット銀行では口座設定ができません。その場合は、別の銀行で新たに法人口座を開設する必要があります。
以上のように、現在利用しているメインの法人口座ではできないことや不便なことがある場合、複数の法人口座を開設して使い分けていきましょう。
7. まとめ
本記事では、法人口座開設におすすめの銀行・金庫をタイプ別に23行ご紹介しました。
これだけ多くの銀行や金庫があると、どこで口座開設をしたら良いか迷ってしまうかもしれませんが、以下のポイントに着目して銀行選びを行いましょう。
- ・月額料金を節約したいならネット銀行
- ・他行への振込手数料を節約したいならGMOあおぞらネット銀行
- ・多くの支払先にまとめて送金するなら総合振込件数が多い銀行
- ・特定地域でビジネスをするなら地元の信用金庫
- ・社会的信用力を重視するなら大手銀行
また、以下のようなケースでは、法人口座を複数開設して使い分けることを考えていきましょう。
- ・決済銀行と融資銀行を使い分ける
- ・振込先として、複数の法人口座を使い分ける
- ・経済セーフティ共済加入用の法人口座を開設する
本記事の内容が、自社に合った法人口座を見つける参考になりましたら幸いです。
※本記事は2026年1月30日時点の内容です。詳細は各金融機関のWebサイトをご確認ください。

